人間工学に基づいて考えられた信頼性の高い組立マンホールです

下水も雨水も貴重な水資源です。下水道管路の維持管理に、雨水の貯留や地下浸透など、より良い環境整備及び水利事業等を支えるための提案をしていきたいと考えております。

ラダホールとは

ラダホールとは、人間工学を基本にし「垂直昇降とその踏み込み時の安全性確保」に重点をおいた組立マンホールです。マンホール内の梯子Ｌａｄｄｅｒを垂直に設置して、昇降し易くし、かつ、梯子の踏み込み幅を従来のものより広くした点です。

これにより「斜降するときの人体の重心が後傾する不安感を除去し、踏み込み時の安全」「安全壁の設置により踏み掛け時の横滑りを防止する」など昇降時の安全性を高めたことです。

このような特長に因んで梯子の英訳であるラダをとり、それにマンホールの「ホール」をつけ「ラダホール」と名付けた次第です。

構造

• 任意のマンホール深さ、本管取付け位置などに対応できる。
• 昇降部が垂直で、ステップがワイド。
• 特殊シリコーン樹脂接合材『ラダシール』を使用することにより、防水効果があり、耐震性にも優れている。
• 管取付け部を箱抜きにしてあるので、箱抜部周囲をはつってもその部分のひびわれ発生が少ない。

性能

• マンホールの強度にバラツキが少ない。
• ジョイントの接触部の寸法精度が高い。

施工

• 積木方式で組み立てられるので施工が迅速である。
• 専用吊り具の使用により作業が安全。
• 交通開放が迅速にできる。

維持管理

• 体重の重心がいつも垂直方向にあるので昇降時の不安感がない。
• オーバーレイなどを行う時に路面の高さ変更に容易に対応できる。